2018.1 記
わが家のおせち。
お気に入りの4段重を手料理で彩っていく。
しんどいけれど楽しい作業。
本来なら、お重の段に応じて詰める食材や料理が決まっているのだが、そのへん適当。
【料理のラインナップ】
・数の子
・ごまめ
・黒豆
・キンカンの甘煮
・海老としんじょうの蒸し物
・肉巻き
・煮物
(しいたけ、人参、結び昆布、レンコン、さやえんどう
筍))
・レンコンの酢の物(ゆず風味)
・紅白なます
・鰤と白ネギの照り焼き
・クリームチーズときゅうりの箸休め
・プチトマト
・鳥胸肉のコーンフレーク揚げ
・かまぼこ
・伊達巻
・大根とロースハムの奉書巻き
・鯛の砧巻き(炒り酒をかけて)
・くわいの素揚げ
・ちくわきゅうりの箸休め
・栗きんとん(生クリーム仕立て・黒豆を添えて)
(別皿で)
・お造り
かんぱち、まぐろ(中とろ、赤身)、サーモン
もんごういか、ホタテ貝柱
・べったら漬け
・松前漬け
(お酒)
・新潟地酒8種
久保田千寿、越乃寒梅白、八海山、〆張鶴花
越乃丹誠超辛口、越乃景虎超辛口、無糖加真稜
ふなぐち菊水本醸造生原酒
・プレミアムモルツ
蒲鉾と義母が作ってくれた黒豆とキンカンの甘煮以外は私の手作り。
今年のヒットは『鯛の砧巻き』。昆布で〆た鯛をきゅうりを芯にして薄焼き卵で巻いたもの。手作りの炒り酒を垂らしていただく。お酒の肴に最高!!
伊達巻も好評だった。市販の伊達巻は甘すぎるからね~。出汁を効かせてはちみつで甘味を整えたら、甘さ控えめしっとり食感の私好みの味になった。
主人と息子は海老の蒸し物も気に入ってくれた。
今年も料理し残した食材が3点。
ぎんなん、牛蒡、小芋。来年は全部クリアするぞ~~!!
おせちづくりは楽しいけれど、贅沢を言うなら、ゆっくり座って料理をつつきながら美味しいお酒をたらふく(?)飲んで酔っぱらって寝てしまいたい。
結局お正月って一年で一番永い時間台所に立っているかも。
いつかいつの日か、ホテルか旅館で上膳据膳の寝正月といきたいもんだ。
でも、そんな正月は一生私には訪れないんだろうけどね。
2016.1 記
わが家のおせち。
お気に入りのお重を2日がかりで彩っていく。しんどいけれど楽しい作業。
【料理のラインナップ】
・数の子
・煮物(濃い味)
しいたけ、人参、結び昆布
・煮物(薄い味)
れんこん、いんげん、高野豆腐
・小芋の白煮
・ごまめ
・ぶりの幽庵焼き
・菜の花の和え物
・酢レンコン
・紅白なます
・くわい&ぎんなんの素揚げ
・牛肉の巻き焼き
・ゆでたまごのオードブル
・大根とハムの酢の物
・たたき牛蒡
・海老のあられ揚げ
・ヘレかつ
・かまぼこ
・ちくわきゅうり
・栗の甘露煮
(別皿で)
・黒豆(香ばしく煎って味付けするのが、主人の里の定番)
・お造り
まぐろ、ほたて、かんぱち
いくら、サーモン、とり貝
(お酒)
・プレミアムモルツ
・アサヒスーパードライ
・エビス
・玉の光 4種
昨年のおせち作りは、
手根管症候群ゆえに、細かい作業(数の子の薄皮取りや、飾り包丁など)に時間を取られてしまい、用意していた食材を使い切ることができずに、料理のいくつかを作り損ねてしまった。
でも、今年は予定通り作ることができた。
手根管症候群を悪化させたくないために前職を離れて、1年と数か月。
症状は、ずいぶんよくなってきている。
大掃除と、おせちづくりで酷使された手首には、”もったり感”が残っているものの、以前のような酷いこわばりや感覚の鈍りは感じられない。
さぁ、この良くなった手で、作業に精を出して
今年のEXPOには、新メンバーの人形たちと賑やかに参加するぞ。
55才 GO GO!! エイエイオー!
2015.9 記
花嫁さんを近くで目にする機会が
何回かあったため
ものすご~く、花嫁さんの人形が作りたくなり
ただいま制作中。
特にモデルさんはいないので
顔は私に似てしまうかも。。。。??
純白のウェディングドレスにする予定なので
どうやら白粘土が足りなくなりそう。
明日は、秋空の下
自転車かウォーキングで
粘土を買いにいこう。
ランララ~~ン
花嫁さんといえば
来月は、わたしたち夫婦の27回目の結婚記念日。
27歳で結婚したので
ついに
主人の”姓”で過ごした年月 > 旧”姓”で過ごした年月
になるんだなぁ。
しみ じみ & 感謝 感謝
2015.5 記
写真の勉強の一つとして
自身の姿を撮影した写真日記をつけている。
ただし、撮影するのは
カメラのレンズに直接映った自分の姿ではなく
あくまでも、何かに映った自分の姿。
(できれば無防備な姿がいい。)
わたしの輪郭を
わたしの身の回りに存在するモノが
どのようにとらえているのかを記録するのは面白い。
2015.5 記
2015.5 記
GWの一日。
大好きな公園にお弁当を提げて
お昼寝ピクニック
出発時の気温は、なんと32℃!(゜o゜)
公園に着くころには、喉はカラカラ。
お弁当をつまみに♪乾杯~♪!!
程よく冷えたチューハイが
隅々に沁みわたる。
、、、アルコールに強くないわたしは
ほどなく夢心地。
ピクニックシートにごろりと横たわる。
やわらかな木漏れ日の下
心地よい風に吹かれながら
頭をよぎる風景は
現実か、まぼろしか、、、。
わたしに遅れて
横になった主人は読書中。
言葉数が極端に少なくて本好きなヒト。
結婚して26年になるけれど
わたしと向き合っている時間より
文庫本と向き合っている時間の方が
ずっとずっと長いんだろうなぁ。
寝ころんだまま
寝ぼけ眼で
露出やシャッタースピードをあわせずに
適当にシャッターを押してみた。
なんか面白い写真になった。
まるで、夢うつつで見た今日の風景のよう。
はぁ~、今日はのんびりしたわぁ。
=お弁当メニュー(備忘録) =
・おにぎり(ごま+うめぼし、海苔巻)
・マグロのフライ
・かき揚げ (ひじき+おきあみ+枝豆)
・たまご焼き★
・たこさんウィンナー★
・貝割れのおひたし
・マリネ(パプリカ、新玉ねぎ、きゅうり、茗荷)
・烏賊とジャガイモとがんもどきの炊いたん
・するめと人参の和え物
・プチトマト
・サラダ菜
・エビスビール、缶チューハイ
★印…主人のリクエスト
2015.4 記
2015.4 記
2015.4 記
2015.3 記
ほぼ、毎日開く本
『 日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし― 』
を見ていたら
3月10日~14日ころは
【 桃初めて笑う の候 】
そこで、桃の笑い声をたしかめに
いざ、大阪城公園桃園へ。
う~む、まだ1分咲き程度だな。
春の訪れを告げる花
桜 梅 桃
女性に例えたら
桜は、淑女
梅は、少女
桃は、箸が転んでもおかしい、そんな頃かなぁ~
なんて考えつつ
甘い香りで膨らんだ
桃の蕾を眺めていたら
中学生くらいの女の子たちが
お互い目くばせをしながら
懸命に笑いをこらえている姿に見えてきたよ。
あと数日後には
桃園のあちらこちらから
明るい笑い声が聞こえてくるに違いない。
『 あ”~ もうがまんでけへ~~ん 』
”くすくすっ” ”きゃはは~” てね。(^.^)
それから、
桃園をあとにするまさにその時
一羽のゆりかもめが
ゆったりと目の前を横切りました。
すでに、多くの仲間は北の国へ帰ったはず。
まさに、立つ鳥跡を濁さず(?笑)
忘れ物が無いか
そして、
お世話になった場所に失礼がなかったか
パトロールしているかのよう。
薄水色の空を仰ぎ見ながら
一年前
そのまた一年前も
同じように流れていたであろう
早春の風に身をゆだね
ぼんやりと過ごすひととき
いよいよ、
春がやってくるのだなぁ
ゆりかもめが
さらに空高く舞い上がっていきました。
2015.3 記
雨の土曜日
アサヒ ラボ・ガーデン主催の
「ビルの谷間の歴史と未来~キタ界隈のまち歩き」
というイベントに参加。
大阪梅田の歴史と未来について学びながらのまち歩きは
あいにくの雨模様だっだけれど
有意義で本当に楽しい時間でした。
満艦飾の夜とは違い
雨の昼間の歓楽街は
ひっそりと白黒の世界
気まぐれにカシャカシャとシャッターを押しながらも
貴重なお話にしっかり耳を傾け(覚えてはいないけど (^^ゞ)
大阪という
自分が生まれ育った町の
現在に至る歩みに思いを馳せました。
夜は
友人夫婦4組で食事会 @ 近大マグロ
夫婦全員元職場の同僚 & 一部は山岳部仲間
みんなが揃うのは数十年ぶりかも。
ま、なにはともあれ、
みんなそれなりに元気そうで
なにより。なにより。
ただ、一次会ですんなりとお開きになるあたり
お互い初老の域であることを
再認識させられつつ帰路につきました。
また次回が楽しみだ~
(備忘録)
街歩きの講師の方が
『 この町の今の姿は、数多の歴史あればこそ 』
と、何度も口にされていたことが
印象的でした。
昼間は、
街歩きをしながら
私をそだててくれた 故郷 大阪 の
過去 今 未来 を思い、
夜は、
美味しいお料理に舌鼓を打ちながら
私をそだててくれた 職場の友人たちの
過去 今 未来 を思う。
なにげない街の風景や
変わりない友人たちのしぐさや笑い声が
いつも以上に愛おしく
掛け替えのないものに感じることができた
一日でした。
2015.3 記
灯りをつけましょぼんぼりに~♪
3月3日 桃の節句。
←我家のお雛さま
私の子供は
二人とも男子なので
このお雛様は
わたしのお雛様。
今から10年前、近鉄百貨店上本町店で開催された『人形の世界展』というイベントに出展した際、お隣で出展されていたこのお雛様を衝動買い。
(ふくよかでやわらかな表情と、お召し物の色合いに一目ぼれ)
「良縁とは、
人とのご縁以外にも
健康や幸福お仕事や金縁など
その他この世のあらゆる事
有縁無縁すべてと良縁を結ぶ。
と言う解釈を私はしているのです。」
というある方の言葉に鼓舞され、今年は(良縁を願って)雨水の候に入るや早々に飾リつけた。
思えばわたしの5●年の人生
色んなご縁で成り立っている。
これまでのご縁に対する心からの感謝と
これから先、巡りあうであろうご縁に想いを馳せつつ
ちらしずし ≒ ちらしずし風おいなりさん
白酒 ≒ 白鶴 蔵酒 純米生原酒
蛤と新若布の潮汁
(酔っぱらっている間に、火にかけていたことをうっかり忘れてしまい、お汁が煮詰まってしまったけど、、(^^ゞ)
で、ささやかな宴とあいなったのです。
2015.1 記
2013年秋、人形制作再開を決意した矢先に診断された”手根管症候群”
まだ完治はしていない。
手首に負荷をかける作業や、手や手首が長時間同じ状態(ex.長時間のパソコン作業など)でキープされると、手のこわばりや痛み・痺れが発症し、細かい作業がしづらくなる。
とはいえ、投薬治療と仕事や生活全般を見直すことで、おどろくほど改善した。
なにより、家族が家事を手伝ってくれるようになったことが、症状の緩和に大きく貢献していると思う。
なかでも主人の頑張りはスゴイ!!
彼は『男子厨房に入らず』とまでいかないものの、包丁は握ったことがない人だったので、できる料理?といえば、インスタントラーメンと卵焼きのみ。
それが今では、休日の食卓に主人の手料理が並ぶことも少なくない。
レパートリーは主に彼の大好物”粉モン”。
(ちなみに私はそんなに好きではないけど、、、(笑)
山芋を惜しげもなく使うお好み焼きの生地は、おケチなオカンのそれとは一味違う。
たこ焼きの焼き方も、わたしなんかより俄然丁寧だし、
チャーハンにいたっては、なぜかパラリと仕上がって、息子たちからも『マジでオカンのより旨い~』と好評だ。
なんでもそれなりにチャチャっとする人なので、気まぐれで飽きっぽい私に比べて、家事は向いているのかも、、、(^.^)
おそうじも上手だし。
正直、主人が手伝いをしてくれるようになる以前は、この先子どもたちが巣立って二人きりの生活になったとき、訪れるであろうイライラをうまく対処できるか不安だったのだけれど、この調子ならなんとかやっていけるかも。
本当に、まさに怪我の功名。感謝感謝。
とはいえ、人間欲が出てくるもんで、、、、
”粉モン”だけとはちと寂しい とか
”休日”だけとはちと物足りない とか
う~~む
近い将来、そんなことを言いだしちゃうかもね。(^^ゞ
ま、それはさておき
主人も料理の腕を上げたことだし
わたしも、人形作りに精を出すぞ!と誓う年の初めなのです。
2015.1 記
わが家のおせちは4段重。
5年ほど前、京都銀閣寺道の日本料理店【そうじきなかひがし】で、
とってもありがた~~い昼食(日本一の昼ごはんと称されている)をいただいた帰り道、漆専門店でひとめぼれして衝動買いしちゃった漆の4段重。
(テンションが上がっていたためか、私にとってはかなり贅沢なお買い物をしてしまいました)
以来、このお重を”使いたくて”おせちづくりに励みます。
【料理のラインナップ】
・数の子
塩抜きし過ぎ
(去年は塩抜きが足らずちょっと塩辛かった)
数の子の塩抜きはホントに難しいなぁ
・煮物
しいたけ、たけのこ、小芋、こんにゃく、れんこん
人参、いんげん、鶏肉(お出汁をだすために)
・ごまめ
・結び昆布
・ぶりの幽庵焼き
・菜の花の和え物
・たこわさ
・酢レンコン
・くわい&ぎんなんの素揚げ
・牛肉の巻き焼きわさび風味
・ゆでたまごのオードブル
・大根とハムの酢の物
・クラッカーのオードブル
・かまぼこ
(別皿で)
・黒豆(ふっくら炊かず、香ばしく煎って味付けするのが、主人の家の定番)
・お造り
鯛、まぐろ(中とろ、赤身)、ほたて、かんぱち
いくら、サーモン、とり貝
(食材用意するも、時間切れで作れなかったものetc.)
・エビ料理
・砧巻き
・ごぼう料理
・くりきんとん
(お酒)普段は第3やら発泡やらなのでこの時ぞとばかり!
・プレミアムモルツ
・アサヒスーパードライ
・エビス
・玉の光 辛口純米吟醸
・菊正宗 生酛大吟醸辛口
・雪鶴 無濾過生原酒
料理の種類やお重への詰め方など、本来のおせち料理の姿からはかけ離れた内容だけれど、
家族4人+主人の母(年末から年始は我が家で一緒に過ごす)でこんな感じのおせち料理を囲むのがここ数年のスタンダード。
そうそう、昨年のおせち料理づくりは、
手の調子が芳しくなかったため、細かい作業(数の子の下ごしらえや飾り包丁など)にかなり手間取ったのだけれど
今年は苦にならずに作業することができ、感謝感謝。
できなかったことができるようになるって、本当にうれしいものです。
とはいえ、まだ本調子ではないので、ゆっくりペースの作業になってしまい、予定していたお料理のいくつかは手つかずに、、、
来年は、用意した食材を使い切ることができたらいいな。
2014.12 記
夫婦で一泊旅行。
予算や日程の都合上、遠出は無理なので
何度か訪問している播磨灘沿いの懐石宿へ。
お気に入りは、岩風呂付きの離れのお部屋。
『潮里』HPより (宝珠)のお部屋の写真
離れのお部屋は、風情ある日本家屋
(国の登録文化財に申請中)
玄関の引き戸を開けた瞬間、安らぎと懐かしさに包まれます。
そしてとびきりの魅力が、部屋付の大きな露天岩風呂。
数人が一緒に入ることのできる広さです。
温泉ではないのですが、身体が芯から温まる心地よい柔らかな肌触りのお湯。
また、本館大浴場でも、播磨灘を眺めつつお湯に浸ることができます。
穏やかな海に点在する大小の島々
リズミカルに浮かぶカキ筏
時折目の前をよぎる水鳥
今回は日の入り時刻に露店風呂を独り占めできたので
湯船でひとり、刻一刻と変わる播磨灘の表情を堪能しました。
そんなとき、口から出てくるのは
ただただ『きれい~、しあわせ~』という言葉。
夜の海も印象的でした。
煌々と輝く月。
漆黒の海面に浮き立つ白い波。
波のさざめきは
銀色に光りを放ちながら
静かに海辺までやってきます。
一見、穏やかな播磨灘
その波頭に
荒々しさはないけれど
よく目をこらすと
そこには、ちいさな無数のざわめきが在り
海中に、底知れぬ蠢きをはらみながら
地球の大きなエネルギーにおされ
ただただ、海辺をめざし進んでいる
『 まるでわたしたち夫婦のようやな、、、 』
表面上平和に見えていても
実は、無数のちいさな問題が在り
胸中に、拭い去ることのできない難題をかかえながら
時の流れにおされ
同じ方向にむかって
ただただ、年月を重ねている
ほろ酔い気分で海を眺めていたら
こんな歌まで浮かんできました。
『 月光に さざめく波頭(はとう)や 播磨灘
あなたと 私の 心のようで 』
『 月光に さざめく波頭(はとう)の 播磨灘
銀婚夫婦の 過去,いま,未来 』
古文大大苦手なわたしが歌まで詠んじゃうほどの
(ほろ酔いのエエ気分)になってしまったのは
きっとこのお酒の力
↓
忠臣蔵(山廃純米)(^.^) 播磨はお酒も美味~
なお、このお宿のお料理も大好きです。
丁寧で心のこもったお仕事で
いつ訪れても
旬のもの、地のものを、感謝の心を持っておいしくいただくことができます。
また行きたいなぁ。
2014.11 記
平日の昼間に自由な時間を持てるようになったので
『やった~! 空いている美術館に行くことができるぞ』と
”鳥獣戯画展”@京都国立博物館 に行く計画を立てたものの、どうやら、平日でも半端なく混雑している模様。
並ぶのは好きじゃないし、なにしろ混雑している美術館は
”ちびっこ”のわたしには歩が悪いため
あっさりあきらめて
『ともかくゆったりした時間を味わえる場所』ということで
(大山崎山荘美術館)をチョイスして行ってきました。
わたしは好きです。この美術館。
展示物は決して多くないけれど、空間が心地よい。
手入れの行き届いた飴色の重厚な建具や柱。
ところどころに置かれたふかふかのソファ。
クラシカルなレースのカーテンや、ステンドグラスを通して入る陽ざしは、照明の抑えられた館内をやわらかく照らし、
美術館というよりも、そこにだれかが暮らしているようなそんな雰囲気を醸し出しています。
また、甘いコーヒーの香りに誘われてたどり着いた喫茶室横のテラスからは、
色づき始めた木々越しに、開放感のあるまばゆいばかりの風景を味わうことができました。
それから、増設された展示室 (by安藤忠雄) には(モネ)の作品等が展示されています。
わたしの好きな(ルオー)の作品も展示されていました。
そういえば、若い頃お気に入りだった喫茶店の一つ
『名曲喫茶みゅーず』@京都木屋町には
たくさんの(ルオー)作品が飾られていたけれど
たしか『みゅーず』のテーブルや柱も飴色だったな、、、
敷地内のお庭も魅力的です。
今度は、スケッチブックとカメラを提げてお庭をぶらつきたいものです。
『 デートにもおすすめデス~♥』
そうそう、NHKの『まっさん』人気で来館者が増えないことを祈っておかなくちゃ。
2014.11 記
40年越しの想いかなって
初 ”長谷川きよし” ライブ @北新地のBarサンボア
小学校5年か6年のころ耳にした『黒の舟唄』
♪ おとことおんなのあいだには、深くて暗い川がある ♪
「 う~ん、なんだか意味がわからん。
でも、なんなんだこの人の声はすごいいい声。
しかも、ギターがものすごいうまいよ~ 」
あの衝撃から40数年あまり、
いつか、この人の声と超絶ギターを”生”で味わいたいと思いつつも
子供の私には敷居が高いと二の足を踏んでいたのだけれど、、、
もう、いいっしょ。
十分大人っしょ。 (なにせ、時にはシニア扱い)
、、、で、一人行ってきました。長谷川きよしライブ。
す ば ら し か っ た デス
会場は小箱のBAR
お客様も20名ほど
私の目の前2メートルほどに [長谷川さんとギター] のみ
こんな至近距離で
プロの演奏と歌声を聴くのは初めて。
開場前に飲んだ赤ワインが程よくまわり
素直でのびのある歌声が
直球で心に沁みる沁みる
ギターの音色は
時に繊細に、時に力強く。
絃をはじく
細くて白い指も
う~~ん、 素 敵 で し た。
(今年足を運んだライブの中では1番)
中原中也の詩 ”汚れちまった悲しみ” にメロディを付けた曲や
フランク永井の”公園の手品師” も
印象的だったけれど
やっぱり『黒の舟歌』
♪ おまえとおれとの間には
深くて暗い川がある
それでもやっぱり会いたくて
エンヤコリャ 今夜も舟を出す
Row & Row Row & Row
振り返るな Row Row ♪くぅ~~~ 沁みる~
40数年かかって、
エンヤコリャ やっとこの唄が少しわかったかも。
会場の皆々様も
酸いも甘いも酒のアテといった、老々男女 (^.^)
この唄がこの日一番の大盛り上がり。
Row & Row を大合唱したのでした。(笑)
2014.10 記
特別ファンというわけではないけれど
人生の節々に寄り添ってくれていた歌手として
小椋佳さんを外すことはできない。
そんな小椋さんが古希を迎え
[生前葬コンサート]と銘打って開催したコンサート。
NHKのBSで2夜連続放映されていた。
深く落ち着いた声で歌われる名曲の数々。
美しい日本語が繊細な旋律に乗って流れてくる。
この人の声(唄)は
耳で聴くというより、まるで波のように身体全体に沁み込んでくる。
わたしは、小椋佳の歌を聴くと(日本人でよかったな)と思う。
だけど
実のところ、私は日本人を語れるほど
この国のことも、ましてや外国のことも知りはしない。
半世紀以上も日本人をやってきているのに、、、
いい加減、日本の文化や自然について、
もっとちゃんと知って感じておかなきゃ。
古希まで、わたしも残すところ17年
(あまり時間はないかも)。
日本人っていいなと誰かに思ってもらえるような
何かを醸し出しているお婆さんになれていたら素敵だな。
ま、すこしずつがんばるとするか。
(私が好きな小椋佳の歌)
六月の雨
恋、してしまうもの
泣かせて
木戸をあけて
しおさいの詩
白い一日
愛、燦々
etc.
2014.10 記
心の数だけ、掛け替えのない場所はあると思う。
大切な誰かと行った場所
宝物のような出会いがあった場所
胸ふるえる感動を味わった場所
この文章を読んでくださっている方にも、
いくつかの掛け替えのない場所があることだろう。
わたしにとって掛け替えのない場所の一つ
『いわさきちひろ美術館(東京)』
社会に出て間もないころ、おとずれたこの場所で
わたしは初めて[与勇輝]さんの人形に出会った。
入口を入ってすぐの場所の小さな特設コーナーに
飾られていた数体の人形。
目が合ったその瞬間、動くことができなくなった。
何かを語りかけてくる瞳。
しなやかに動きだしそうな手足。
しばらく見つめているうち、目頭が熱くなってきた。
人形を見て涙が出るなんて初めての体験だった。
30年ぶりに訪れたこの場所は、改装されて姿を変え
当時の面影を残すのはエビ色の屋根と、
一般住宅のような入り口付近のたたずまいだけ。
もちろん、
与勇輝さんの人形が飾られているはずもなかったけれど
自分にとって掛け替えのない場所に、
時を経て再び足を運ぶのは楽しいものだ。
ちひろさんの絵を眺めながら
落ち着いたやさしい空気の流れる空間で
30年の月日を静かにゆっくりかみしめた。
さて、次はどの[掛け替えのない場所]に行こうかな。
2014.7 記
鱧がめっちゃ好き~
なので、”天神さん”の夜はテンションが上がる。
(小さなころから
『天神祭の日ィは、鱧料理と貝割れのおひたしやで』
と教えられている)
普段使いには敷居が高い
ちょい高めの食材を置いているスーパーで
大きめの鱧を購入
で、今年の鱧料理のメンツはこんな感じ
・鱧の葛たたき(葛なんて高くて使えないので片栗粉)
・鱧ちり(鱧のおとしのこと)
・鱧の皮ときゅうりの酢のもん
・カイワレ大根のおひたし(鱧料理の相棒はコレ)
そんでもって
玉の光(辛口純米吟醸)ぬるかん で (*^。^*) わほっ
なめらかだけれど凛とした
こういうお酒も好き (^.^)
カイワレのおひたしにもメッチャあう~~
日本酒は大好きなんだけれど
下戸体質なわたしは、1合ほどで
早、桜色を超えてます。 (^^ゞ
ホントにお酒に強くなりたいもんだ。
天神様 お願いしまっせ パンパンと <(_ _)>
2014.7 記
(つらつらと備忘録です)
クリエイターEXPOに参加するのはとても楽しいんだけれど
いやいや、実は家を空けて出てくる
そのこと自体がかなりワクワクだったりする。
主婦にとって『主婦を休める』ということ
これほど素敵なことはありませ~~~ん。
1)ホテル
掃除しなくていい。ご飯作らなくていい。
主婦にとって最高のおもてなしだね (^_-)
〔大井町アワーズイン阪急(シングル棟)〕
ともかくお手頃5800円
部屋も快適。温泉施設あり。スタバ、百均、居酒屋
ドラッグストア、コンビニ同一ビル内。
〔グランドアーク半蔵門(ツイン)〕
早割で1万8000円
施設は古いけれど快適な室内。目の前は皇居の緑。
なんだか、大阪城前のKKRホテルに居るような、、、
2)外食
〔恵比寿のベトナム料理店〕
・駅の出口をまちがえて、駅のま反対に出てしまい
1時間ほど恵比寿の街を散策(?)後到着。
・杏仁豆腐がマジおいしい ヽ(^。^)ノ
・店内の雑貨コーナーで可愛い手提げかばんゲット
〔品川のお寿司屋〕 うんまい!光物good ☆
〔大井町のお寿司屋〕 赤酢のシャリ 素晴らしい!
★ 江戸前鮨のパフォーマンスは高いデス
〔イタリアン〕
・九段下 トルッキオ(オーナーシェフは私の従兄)
パスタが有名。ワインも料理もおいちいよ。
野菜の美味しさにも驚きます。行ってみてね(^_-)
駅弁
・なに食べても美味しい。
差し入れにいただいたお菓子など
・これも皆パフォーマンス高!
3)東京観光
〔スカイツリー〕
・展望回廊も登りました。
高いところ好きにはたまらんけれど
やっぱり土地勘があった方が
俄然テンションが上がるだろうなぁ
〔ジブリ美術館〕
・ジブリやアニメが好きであればあるほど
楽しめる場所。
主人に激似な『ラピュタのロボット』のフィギュアを
自分用のお土産に。
〔吉祥寺&井之頭公園〕
・住みたい街、常にトップの吉祥寺。
なるほどぉ、エエ町やね。
芦屋と寝屋川が絶妙なバランスで混在している
ワクワクするけれどホッとする街。
井之頭公園は近所にあったら間違いなくヘビロテ。
〔東京都写真美術館〕
報道写真展はぐっときました。
去年も思ったけれど、東京は空気が”カラリ”としている。
大阪特有の空気がまとわりつくようなアノ不快感が無い。
わたしはすきやなぁ東京。
今年は主人や長男もいっしょだったけれど、来年は一人もいいかも。
あまり暑くなければ、気ままに美術館めぐりをしたいもんだ~
2014.6 記
雨は好き
災害をもたらす雨は論外だけれど
梅雨の長雨も嫌いではない。
休日に久しぶりの早起き
しとしとと降る雨
空気には緑と土のにおいが混じっている。
わが家は都会の真ん中だけれど
公園の街というコンセプトの集合住宅なので
限られたエリアながら
住まいの周りは緑であふれている。
早朝のよどみない空気の中に
混じる緑と土のにおい
まるで朝一番の山行時のような清々しさだ。
窓を開けて思いっきり息を吸い込む。
人の姿はなく、控えめに鳥の声だけが聞こえる。
休日の早い時刻とはいえ、大きな集合住宅
朝餉の支度に勤しむ人も少なからずいるだろう。
でも、雨は不思議
まるで自分ひとりだけが
今この空間で目覚めているかのような
心地よい閉塞感をもたらしてくれる。
そんな雨の日
聴きたくなる音楽は
『小椋佳』六月の雨(以下、引用)
六月の雨には 六月の花咲く
花の姿は変わるけれど
変わらぬ何かを誓いながら
いくつ春を数えても
いくつ秋を数えても
ふたりでいたい
そよ風は見えない
幸せも見えない
愛の姿もみえないけれど
見えないなにかを信じながら
いくつ春を数えても
いくつ秋を数えても
ふたりでいたい
好きなLove songはいくつかあるけれど
年齢を重ねるにつけ、好きになるこの唄の歌詞。
おそらく、
人が人を純粋に想っているとき
”ふたりでいたい”
そう思うのだろう。
そして、何も語らず何もせず
”ふたり一緒にすごす時間と空間”
それこそが、ただ心地よいのだろう。
雨音を聴きながら、
しっとりとした空気を
いま一度胸いっぱい吸い込み
明けやらぬ空を眺める
『六月の雨』が頭のなかでリフレインしている。
、、、、さて、もういちど寝るとするか。
2014.6 記
紫蘇ジュースがだ~い好き (^.^)
紫蘇が出回るこの季節、
我が家のせまい台所は、紫蘇を炊く香りでなんどか満たされる。
あぁ~ ええ香りや~ しあわせ~♥
今年の初紫蘇ジュースは、枝付のものを買ってきて作製。
もぎたての葉でつくるとえぐみが少なくスッキリした味わい。
しかもコストパフォーマンスもよし!
うんまぁい (^.^)
我が家のおふくろの味のひとつやね。
ちなみに、好き嫌い大王の主人はこんなにファンタステックなジュースを飲んでくれません。
ま、頭数が減った分たくさん飲めるから、いいっちゃいいねんけど、、、
さ、紫蘇ジュースでパワー蓄えて
大大大大大っ嫌いな夏を迎え撃つぞ~
2014.6 記
わたしたち夫婦は昨年銀婚式を迎えた。
知り合ってからの歳月にいたっては30年を超える。
いやいや~、永い永い。
息子が二人いる。
なので普段は、夫婦+息子のどちらかという構成で家の中に居ることが多いわけだけれど、、、、
なんと、この休日はふたりきりだ。
夫婦で旅行に行くことは、たま~にあるものの
家の中でふたりというのは、ほんと久しぶり。
息子が居ようが居まいが
家族それぞれ思い思いに自分のペースで過ごす休日に変わりはないのだが、
ふたりだとなんか空気感が違うんだよね~
主人は、インスタントラーメン(+おつまみ)と第3のビール&チューハイのランチをすませてすやすやとお昼寝中。
わたしは、阪神タイガースのテレビ中継と、英会話のリスニングCDをBGMにパソコン作業中。
( そんなんで、英語の勉強になるわけ??)
ほぼ一年を通して部屋干しの洗濯物
雑多に積み上げられた新聞やダイレクトメール
角が白く剥げたダイニングテーブルの上には
来月に控えたクリエイターEXPO準備のための資料や文房具が無造作にあふれかえっている。
昨日の雨が嘘のように空は青空
窓から入ってくるのは
梅雨が近づいているとは思えないほど
湿り気の少ない心地よい風
その風に身を任せ、揺れては絡まる
薄汚れたレースのカーテン
決してきれいでもおしゃれでもない
生活感たっぷりな築●十年のマンションの一室。
この狭い空間のすべてに、
今ふたりきりで存在しているヒトとわたしとの数十年が染みついているのだなぁ
ぼんやり空を眺める休日。
こんな日は、晩御飯を作るのが面倒くさい。
近所の居酒屋に繰り出すという手もあるけれど
きょうは化粧をすることすら面倒くさいので”家飯”に決定。
わたしの体調不良を機に、料理を作ってくれるようになった主人の手料理で、ダラダラ飲み食いすることにしよう。
あぁ、風が気持ちいい。
2014.5 記
恋愛小説は、女性として当然のことながら、女流作家さんの書いたものが”ぐっ”とくる。
しかし
葉室麟『恋しぐれ』はちょっと違いました。
男性作家さんが文中で女性に語らせる台詞や心情表現には、
『ホンマにこんなこと言う女のヒトいる???』ってものが少なからずあるけれど、
『恋しぐれ』に登場する女性たちの言葉には ”ぐっ” とくる、”これ、すごいわかるわぁ~” というものがいくつかありました。
お話全体も、人間物語として読み応えのある素晴らしい作品なのですが、恋愛小説としてもいいですよ。
(ただし、女の情念や業がドロドロ渦巻く”濃ゆ~い”恋愛小説を期待しているかたには物足りなさがあると思います。)
葉室凛さんは『乾山晩愁』『蜩の記』『川あかり』『恋しぐれ』と4冊目。
まだまだ、読んでいない作品が山ほどありますが、とっても気になります。
もっともっと読みたいなぁ (*^。^*)
時代物が苦手な方もよければご一読を!
時代物の苦手意識が薄らぐかも?!
そうそう、秋に公開予定の映画『蜩の記』
最新の公式WEBをチェックしたら、なんと
大好きな〔青木 崇高〕くんがキャスティングされているでは、あぁりませんか!キャ~~
何の役かなぁ ワクワク
実力派の渋い俳優さんの名前も続々と
映画『蜩の記』公式サイト http://higurashinoki.jp/
観に行こうっと!
話はそれますが
期待度の高い映画のキャスティングを眺めていると、
緒方拳が大好きだったわたしは、
ついつい、もし緒方拳が生きていたらどの役がいいかなぁと思って見てしまいます。
緒方拳という人は決して美形ではないけれど
〔男前ではないのにカッコイイ俳優〕さんとして、私の中では唯一無二の存在です。
たたずまいが本当に本当に素敵でした。
先日、ひさしぶりにテレビでご子息である緒方直人さんを見かけました。
顏はそれほど似ていないけれど、やっぱり親子ですね、
年齢を重ねた直人さんのたたずまいが、お父さんに少し似てきました。
胸がキュン♥となりました。
品があるのに、野趣を携えていて
老練なのに少年のようで
そして、厳しさの中に色気がある
ほんとにかっこよかったなぁ 緒方拳。
2014.4 記
フェスティバルホールが新装されてから4度目の訪問。
ストラディヴァリウス、グレンミラーオーケストラ、杉本文楽、そして今回が初めての歌手によるコンサート。
「さだまさし シンフォニックコンサートツアー」
体調が原因で、音楽専門ホール以外のコンサート会場で大きな音を耳にすると、耳や頭の痛みはおろか気分が悪くなることがある。
(頭の中にギザギザが走るような感じ)
しかし、さすがにシンフォニーホール。
不快感を感じることなく、音のシャワーに心地よく身をゆだねることができた。素晴らしいです。
さださんは、特別ファンというほどではないけれど、同世代の多くの人同様、大切な思い出とリンクする曲が少なからずある。
「つゆのあとさき」
20代前半、自分の行く先への漠然とした不安や悩みを抱えていたころ
この曲を耳にすると、音の拡がりとともに、目の前に広々とした空間がのびやかに拡がり、晴れ晴れとした気持ちになれた。
悩みの答えはみつからないけれど、
「さ、前を向いてしっかり歩いて行こう。そうしたら何か見つかるよ。」
そんな勇気をもらうことができた曲。
「フレディもしくは三教街」
物語性のあるさださんの曲の中でもこの曲が一番好き。
目を閉じると、風景や登場人物、風のにおいまでもが、自然にあらわれてくる。
ヘイゼルウッドのおじいさん&フレディ共に、なぜか主人のイメージ。(主人は純日本人&健在ですが (^.^))
「晩鐘」
すこし背伸びをして、期間限定であるヒトとお付き合いをし、折り込み済みの別れが目前に迫ったころよく耳にしていた曲。
歌詞の内容と実際とは状況が違ったけれど、
♪ 風花がひとひら ふたひら 君の髪にまいおちて ♪
このフレーズが流れただけで、とめどなく本当にとめどなく涙があふれた。人生で初めてのことだった。
『わたしも、すこしは大人になったのかも』
なぁんて生意気に思っていた。
「主人公」
「晩鐘」に涙してから四半世紀以上たち、世間的には押しも押されぬ大人になった頃、あらためて曲の魅力に気づかされた曲。
ヒトとの出会い
時間、空間
時間空間を超えて繋がる縁
その不思議と掛け替えのなさを、
やさしくせつなく
問いかけてくる曲。
わたしにとって、とても大切な曲です。
それにしても、まっさん、トークうますぎ~
おしゃべりしてる時の方が、活き活きしてるように感じるのは私だけ??
〔追記〕
さだまさしのコンサートDVDに
ソング専用キャプチャーと
トーク専用キャプチャー発見!!
さすがやね、さださん。ヽ(^。^)ノ
2014.3 記
モノ(人に限らず)を見るとき、
『色気があるか否か』というモノサシが唐突に現れることがある。
(きっと、私にその要素が無いゆえの無いものねだり (^^ゞ)
、、、で、その『モノサシ』で測ると
『白木蓮』は『色気指数大」
清楚で上品だけれど、
すこし肉厚な花びらが
早春の風に揺り揺られる姿は
なんとも、なまめかしく
人肌を感じる。
ぬくもりを感じる。
くもり空の下でも
乳白色の光を静かに放つ『白木蓮』
たおやかだけど
天に向かって
命の限り咲ききろうとする姿は
凛として潔い。
やわらかなれど、強く。
高潔なれど、しどけない。
相反する二つの顔を併せ持つ
白木蓮に
わたしは
とても、色気を感じるのです。
会社帰り
みごとに咲いた白木蓮に
家路を急ぐ足をとめられたひと時でした。
頭の中のBGMは、
「木蓮の涙」(竹善さんで)
「惜春」(さださん)
無理矢理の、蓮つながりで
[ Lotus in the dart ](マッキー)もいいね。
2014.3 記
【Mai人形】は〔CMYK〕シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック いわゆる色の3原色を”混ぜ混ぜ”して作ります。
この”混ぜ混ぜ”作業が私は好きです。
なにか指針があるわけではなく、なんとなく感覚的に混ぜ合わせます。
。。。。で、
本題本題
話題の”ハルカス展望台”
開業の翌日に行ってまいりました。
♪暮れそうで暮れない黄昏時♪が
♪暮れなずむ街の光と影~♪が
♥素敵でした♥
刻一刻と表情を変える空の色
街の気配
今日一日の出来事
いつぞやの黄昏時の出来事
思い出しては、かみしめる、、、
心地よい時間がひと段落したころ
街はきらびやかなイルミネーションで彩られ
すっかり表情を変えていました。
街全体が生まれ変わったようです。
それにしても、この何とも言えない
暮れなずむ街の色
いったい、どんな人の
どんな生活や心の機微が ”混ぜ混ぜ” されて
できあがっているのだろう。
『曽根崎心中』に出てくる『飛田』という地区を、
主人と確認しているところ
2014.2 記
本を選ぶときは、だいたいこんな感じ。
『なんか、本読みたいなぁ』
→ 本屋さんに行く
→ 装丁やら題名やら店員さんのポップやらで良さげな本をチョイス
→ ぱらぱらとめくりつつ、最初の数行を読む
『なんか、読みやすい (^^)v しかも 文庫本(must)』
→ 購入
ところが、この方法では
最近、面白い本に出会うことができていませんでした。
ネットで、読者レビューを参考に購入したりなんかすると、さらに結果は惨憺たるものに。
数ページ読んでお蔵入りすることもある始末。
そこで、最近は友人におすすめしてもらった本を何冊か読んでいます。
。。。。で、これが 正解 (*^。^*)
超苦手意識があった『江戸モノ』なのに、読んでよかったなぁ~と思える作品に出会うことができました。
■ みおつくし料理砧(高田郁)
『あと味の良い作品 素直に胸を打たれます』
主人公をはじめ、登場人物が自分以外のだれかのことを想い行動する真摯な姿や言葉に素直に胸を打たれます。
ともかく後味がとっても良い。
”辛いことや解せないこと、色んなことがあるけど、前を向いて元気だして頑張ろう!”って思えます。
それに、旬の食材を使った料理がたくさん出てくるのも楽しみ。
巻末に書かれているレシピを参考に、私もいくつか料理を作って舌鼓を打ちました。
泣かされて(涙) 鳴かされます(お腹の虫)
■ 蜩の記(葉室麟)
『これまで読んだ江戸武家モノのなかでNo.1!”』
複数の謎が徐々に明らかにされていく展開のなか、ヒトの生き様や愛の形について、深く考えさせられる内容です。
主人公、文句なしにカッコイイです。
その他の人物、とても魅力的です。
主たる登場人物以外の人物の”人となり”や”生き様”が読み手に深く印象付けられることによって、作品のテーマがさらに強く伝わってくるように思います。
秋には映画公開が決まっています。
主なキャストはネット上で明らかになっていますが、イメージ通りの俳優陣に期待が高まります。
映画『蜩の記』公式サイト http://higurashinoki.jp/
その他のキャスティングも、非常に気になります。
源吉 郁太郎 兵右衛門 慶仙和尚 市松、、、
ぜひとも実力のある俳優さんに演じてほしいものです。
なかでも、松吟尼のキャスティング
ものすご~~く気になります。
あの、♥胸がさわさわとなるシーン♥を、いったい誰がどんなふうに演じてくれるのでしょう。
ワクワク。どきどき。(*^_^*)
追記(H26.3.9)
松吟尼は寺島しのぶさんが演じるようです。
実力派女優、いいんじゃないでしょうか。(^。^)
(寺島しのぶさんは舞台を観に行ったこともあるのですが、圧倒的な存在感と色香が印象的でした。)
秋谷の妻役の原田美枝子さんも好きな女優なので、両者が秋谷への想いを、どんな風に演じるのか楽しみです。
2014.2 記
わたしは、30年来の『ゆりかもめ』ファンです。
純白のからだに、silvergray & blackの翼。
真っ黒でつぶらな瞳。
雪のような羽毛に覆われた、なめらかでメリハリのあるボディに映える、紅のくちばしと華奢な脚。
おすましだけど、いたずらっぽい表情も気になる~。
好き~~っ♥
ブーツが恋しくなるころに北の国からやってくる
『ゆりかもめ』
錦に色づく秋
凍てつく冬
吐く息が白く変わる季節の間は
その愛くるしい姿を
川面や橋の欄干でしばしば見かけることができます。
そして寒さも峠を越え
時折、陽ざしにやわらかさを感じる春隣
『パンプスに履き替えて、スカートで歩きたいなぁ』
なんて思い始める頃、
彼らの北への帰還がはじまります。
そして『ゆりかもめ』の姿を見かけることが少なくなったある日、
ふと川岸に目をやると
すこし前までは灰色でギスギスしていた桜並木の輪郭が
いつの間にか白っぽっく膨らみ、
柔らかさを纏っていることに気づくのです。
『ゆりかもめ』を目にする晩秋から早春。
この季節は、人恋しくて、ひょっとしたらなにかが起こりそうな、深くて静かなざわめきに満ちています。
青春時代の一時期、そんな季節を京都で過ごしたわたしにとって、鴨川にやってくる『ゆりかもめ』は特別な存在でした。
甘酸っぱくもほろ苦い”胸きゅん♥”シーンの背景を彩るモノ言わぬ名キャスト。
そうです。
『ゆりかもめ』は、
珠玉(いやいや玉石混交)の思い出を蘇らせてくれるトリガー (鳥だけに、、ってか(^^ゞ) でもあるのです。
そして、この時期
そんな玉石混交ににちょっぴり浸りたくなると
わたしは『ゆりかもめ』に会いに行きます。
(実は、ごくごく近所に居るのでフツーに会えます。)
職場に向かう道中
オバチャリを爆走させる遊歩道横の大川に。
職場のお昼休み
お弁当を広げている場所から見える寝屋川に。
そして時折、おもむろにイヤホンを装着し
『思い出のあんな曲そんな曲』をBGMに
『ゆりかもめ』達をぼんやり眺めます。
そして浸ります。束の間の夢空間。
若かりし日の思い出
若くなくなってしまってからの思い出も
全部まとめて カモ~~ン
・・・・・・・わが想うひとはありやなしやと
『名にし負はばいざ言問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと』
在原業平(伊勢物語より)
2014.1 記
【春隣 (はる となり)】という言葉ご存知ですか?
わたしは齢50を過ぎて初めて知りました。(^^ゞ
(意味:春がもうすぐそこまで来ていること)
『小春日和』『春一番』『春待つ』『春近し』『春告げ鳥』
”春”のつく言葉には、耳にするだけで、冬の寒さに縮こまってしまった心身をほどいてくれる力があります。
”春隣”も同様ですが、私はこの言葉に格別のやさしさと希望を感じます。
『あ、いつの間にか隣に居てたんや。 知らんかったよ~』
押しつけがましくない感じも好みだし
そしてなんだか元気が出ます。
”春一番”や”春告げ鳥”は、誰しもが同じように感じ得るもの。
されど”春隣”は
気づいた人が、気づいた数だけ出会えるもの。
さてこの冬、どんな”春隣”を見つけることができるかな。
(余談)春隣 という言葉を知ったのは
← この本
『日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―』(東邦出版)
ほぼ毎日一度は開きます。
細密でリアルだけど、ほどよくやわらな挿絵もお気に入りです。
旬の食べ物が大好きという食いしん坊さんにもおすすめ!
(割烹料理屋さんに行きたくなっちゃいますヨ (^^ゞ
with 旨酒
2013.12 記
【手根管症候群】と診断され
『一番の薬は〔手を使わないこと〕』だと医師から釘を刺されました。
『そんなこと絶対無理だよ~~』
4人家族のオカンとして、おさんどんやその他家事全般から逃れることはできません。
とはいえ、
現状のままでは、手は酷使されつづけるしかない、、、、
どうしたものやら~
そこで、
『非常事態宣言をしてでも家事を助けてもらうしかないんとちゃうの?』
という友人からのアドバイスに背中をおされ
満を持して『非常事態宣言 with オカンの涙』発令しました!
とはいえ、不安はいっぱい。
なにせ主人はろくに包丁さえ握ったことが無いヒト。
結婚して25年間、料理らしい料理など作ったことは一度たりともありません。
、、、、で、
発令後数か月経った今
そんな主人ですが、頑張ってくれています。
これまで、ほとんどしたことが無かった食事の後片付けを、淡々としてくれるようになったのです。
まだまだ、本格的なお料理には手つかずですが、初めて”お鍋”も作ってくれました!
( う~ん、豪快 (^o^) → )
最近は、せまいせまい台所に夫婦で立つ日もあります。
まさか、一緒にお台所仕事をする日が来ようとは予想だにしていなかったわたしにとって、
これは【怪我の功名】
手根管症候群さまさま と言ったところです。
さ、手根管症候群治して人形の腕をあげますよ~
お父さんもお料理の腕をあげちゃってちょうだいね♥
2013.9 記
【CRAFT Mai再始動】を決め、再開から軌道に乗せるまでの具体的スケジュールも形になりつつあったころ
以前から感じていた指先の違和感が気になり始めました。
それまでは、『そのうち治るだろう』と微塵の心配もしていなかったのですが、人形制作が視野に入った今、念のためとお医者様に診てもらったのです。
そこで、下った診断が
【手根管症候群】
病気について知れば知るほど、金槌で頭をたたかれたような状況に、、、
『 うっそ~ん、〔CRAFT Maiは手が命〕 でしょ!』
そこそこ楽天家のわたしも、正直かなり落ち込みました。
軽度の手根管症候群ではあるようなのですが、、、
自分で言うのもなんだけど
なにせMai人形は小さい!
めちゃ、小さすぎる!
本当に細かい作業なのです。
今は、鍼治療と投薬で様子を観ています。
本当に良くなってほしいな。